ウオッカ号の引退について

お疲れ様...

2009年ジャパンカップなどGIレースを7勝したウオッカ号(牝6歳 栗東・角居 勝彦厩舎)は、引退することになった。
今後、アイルランドにて繁殖馬となる予定。

角居 勝彦調教師のコメント

「ドバイでのレースが終わり、競馬場から馬運車で帰ってきたときに鼻出血を確認しました。レースを見ていてああいう失速をするタイプの馬ではないので、レース直後から何かあったのではないかと不安に思っていました。
 オーナーと相談した結果、本番レースを使えないのは残念だが、これまで素晴らしい競馬をしてくれたので、これ以上無理をさせるのはかわいそうだということと、繁殖牝馬として立派な仕事が待っているので、引退をさせようということでした。
 ウオッカには長い間厩舎を支えてもらい、嬉しいことや辛いことなど色々な経験をさせてもらいました。厳しいトレーニングに耐え、素晴らしいレースを沢山見せてもらい本当に感謝しています。いつかウオッカの産駒を預かることができればと思います。
 ファンの皆さんには、最後に強いウオッカを見せたかったのですが、こういう結果になってしまい非常に残念です。今後ウオッカは日本に戻ることなく、繁殖牝馬として旅立ちますが、これからもウオッカとその子供たちを応援していただきたいと思います。今まで応援していただいて本当にありがとうございました。」