菊花賞馬ソングオブウインドに脚部不安

ディープのライバルが,また...

 現地時間10日、香・シャティン競馬場で行われた香港ヴァーズ(香G1)に出走し4着したソングオブウインド(牡3、栗東浅見秀一厩舎)が、11日朝の検査で、右前脚屈腱を負傷していることがわかった。故障の程度、全治などについては不明。

 ソングオブウインドは、父エルコンドルパサー、母メモリアルサマー(その父サンデーサイレンス)という血統。今年1月にデビューし、5戦目で勝ち上がり。5月の夏木立賞(500万下、東京・芝2000m)で2勝目をあげると、続くラジオNIKKEI賞(GIII)でタマモサポートの2着。神戸新聞杯(GII)3着を経て、菊花賞(GI)では8番人気ながら、コースレコードで初重賞制覇をGIで飾っていた。通算成績11戦3勝(重賞1勝)。





マッテルゼ本来の姿に〜阪神C

 高松宮記念の覇者オレハマッテルゼの音無師が言う。「この馬は夏場の過ごし方が難しい」。デビューして4年、夏競馬を使ったのは3歳未勝利の1度だけ。今年も苦手の夏は休養、ぶっつけでスプリンターズSに臨んだが9着。「夏場に馬体が減って戻すのに手間取った」と敗因を分析する。続くスワンSは59キロで0秒3差5着。ようやく本来の姿に戻りつつある。「調教も動くようになって、走れる感じになってきたかな。1400メートルは合っていると思う」と期待を込める。





ウィジャボード左肩ハ行で引退

 香港ヴァーズの最有力馬ウィジャボード(牝5、英国)が9日、左肩ハ行を発症し、出走を取り消してこのまま引退することになった。朝の調教後、左前脚の球節に不安が見つかった。当初はレース当日に獣医師がチェックして出否を決める予定だったが、午後の再検査で取り消しが決まった。同馬は、04、06年の欧州年度代表馬。今回の香港ヴァーズを連覇し優秀の美を飾るはずだった。競走成績は22戦10勝。04年に英、愛オークスを制覇。BCフィリー&メアターフを2度勝っている。G1は計7勝。





テイクから禁止薬物、スプリント欠場

 香港スプリントに出走予定のテイクオーバーターゲット(せん7、豪州)から7日、禁止薬物のステロイドが検出された。香港ジョッキークラブでは「イレギュラーな物質」として明らかにはしていないが、現地ではステロイド(筋肉増強剤)と報道されている。日本のスプリンターズSを圧勝し「グローバルスプリントチャレンジ」のチャンピオンを確定させている同馬。ここを勝てば100万ドルのボーナスが手に入るが、今朝の再検査で陽性となれば、出走できなくなる。





東京大賞典シーキングザダイヤなど登録

 11日、29日(金)に大井競馬場で行われる東京大賞典(3歳上、交流GI・ダート2000m、1着賞金8000万円)のJRA登録馬が発表された。

 先日のジャパンCダートで9度目のGI・2着を記録し、悲願のGI制覇を目指すシーキングザダイヤJBCマイル(交流GI)などGI・3勝のブルーコンコルドなどが登録。既に発表されていた南関東、他地区登録馬も含め、現在の登録馬は以下の通り。