海外G1 また日本馬ワンツー

また日本馬ワンツー

 日本馬ワンツー。G1「シンガポール航空国際C」(芝2000メートル)が20日、シンガポールクランジ競馬場で行われ、1番人気シャドウゲイト(牡5=加藤征)が快勝。昨年の覇者コスモバルク(牡6=北海道・田部)が2着に入った。日本馬の海外ワンツーは02年香港クイーンエリザベス2世C、昨年の豪州メルボルンC以来3度目。

 カッチーがまたやった!!ヴィクトリーで皐月賞を勝ち、中央G1連敗を139でストップさせた田中勝がシャドウゲイトで海外G1制覇。海外初勝利がG1という快挙だ。道中は外めの4、5番手でレースを進めると直線を向いても余力は十分。早めのスパートで先頭に立つと、後続の追撃を振り切った。殊勲の田中勝は「馬の状態が良かったので自信を持って乗れた。凄くいいリズムで走っていたね」と満面の笑み。今後は24日に帰国する予定で宝塚記念(6月24日、阪神)を目標に調整が進められる。今度はこのコンビで日本のターフを沸かせる番だ。