アンカツ決断 有馬はダイワ妹

アンカツ決断 有馬はダイワ妹

 ダイワメジャー(牡6=上原)とダイワスカーレット(牝3=松田国)の兄妹対決が注目される有馬記念(23日、中山)で、両馬の主戦を務める安藤勝己騎手(47)はダイワスカーレットに騎乗することになった。3日、松田国師が明らかにした。ダイワメジャーの鞍上については関係者で協議し、近日中に決まる見込み。

 マイルCS連覇で現役最高の賞金10億円を突破したメジャーと、エリザベス女王杯でG1・3勝目を挙げたスカーレット。兄妹のどちらを選ぶかで悩み続けたアンカツの結論は妹とのコンビ継続だった。オーナーサイドと松田国師、同騎手の3者協議で決定。松田国師は「有馬記念は1年の総決算レース。牝馬、特に3歳牝馬には厳しいデータのようですが今年の3歳牝馬は強いですから」と主戦騎手の継続騎乗が決まって、グランプリに自信を示した。

 今年の有馬記念天皇賞・春秋連覇を達成したメイショウサムソン牝馬として64年ぶりにダービーを制したウオッカも参戦し、年度代表馬を懸けた戦い。牝馬が優勝すれば71年トウメイ以来36年ぶり、3歳牝馬が勝てば60年スターロッチ以来47年ぶりとなる。