福永「痛みはゼロ」

23日から復帰、いきなり全開!

 昨年12月19日の阪神5Rに騎乗する際、ゲート内で落馬。右ひじの関節脱臼によるじん帯損傷で戦線を離脱していた福永が、23日の京都競馬から復帰する。自身の“開幕週”は、平安Sのユウキタイティなど14頭に騎乗。遅れを取り戻す熱い騎乗を見せてくれそうだ。

 19日から、3日連続で調教にまたがって最終チェック。行きたがる馬を思い切り引っ張るなど、あらゆる動きを試したが、「痛みはゼロ」と笑った。「間隔があいてるぶん、乗りたいという気持ちが強いし、ほかの人よりモチベーションは高いよ」といきなり全開モードだ。

 14頭の騎乗馬の中で、自身への復帰祝いとして、花見小路特別(23日9R)のサバースを指名。「天気は良さそうだしね。雨は、からっきしだけど、良馬場なら決めたい」と力強い。「うるさくて、痛い腕じゃ乗れない馬。ハンデ(53キロ)もいい」と羅生門S(23日11R)のエーシンクールディに期待するあたりが、状態が万全である証し。カムバックを心待ちにしていたファンの声援に、全力で応えるつもりだ。