ウチパク、今週から本格復帰

 先週はフェブラリーSで連覇を狙ったサクセスブロッケン(3着)の1鞍限定で復帰した内田博幸騎手(39)=美・嶋田潤=は、今週は土日とも中山で各4鞍に騎乗する。

 土曜2R未勝利戦のライラックパンチは、落馬負傷した1月11日の新馬戦以来のレース。2番人気で競走中止となったが、仕切り直しの1戦で勝ち上がりたい。6R新馬戦のサンリヴァルは半兄にフサイチコンコルドアンライバルドと2頭のクラシックホースがいて、父もダービー馬スペシャルウィーク。楽しみな1頭だ。

 日曜7Rアンシェルブルーは前走の未勝利戦で逃げ切りV。400メートルの距離延長だが、開幕週の馬場を味方にスピードを生かせれば面白い。メーンの中山記念ライブコンサートと初コンビ。栗東坂路の追い切りで終い1ハロン11秒9と切れ味は抜群。距離を克服できれば好レースも可能だ。

 木曜も精力的に調教騎乗をこなした内田博は「すぐに100%には戻りませんが、徐々に上げていきたいですね」とコメント。クラシックシーズンを控え、焦らずに完全復活を目指している。