ヴィクトワールピサ帰厩に角居師「立派な体」

 凱旋門賞・G1(10月3日、仏ロンシャン競馬場・芝2400メートル)へ参戦するヴィクトワールピサ(牡3歳、栗東・角居厩舎)が29日、放牧先の宮城県山元トレセンから栗東へ帰厩した。「ちゃんと立派な体になってくれた。レースに向けて、体をつくっていきたい」と角居調教師は到着した愛馬を見つめながら満足そうに話した。

 当初は、5日に美浦へ移って検疫に入ることになっていたが、フランスへの出発が18日になり、移動日を11日に変更。また、現地ではシャンティの小林智厩舎で調整される予定だったが、今年のドバイ・ワールドCを制したグロリアデカンペオンを管理するパスカル・バリー調教師の厩舎に入ることになった。加えて、帯同馬として、同厩舎、同馬主のピサノヴァロン(4歳500万)がフランスへ向かうことも決まった。