藤田騎手が暴力行為で騎乗停止

さあ,正念場だ!!

 日本中央競馬会(JRA)は22日、藤田伸二騎手(34)=栗東、フリー=を、暴力行為により、裁定委員会の議定があるまで騎乗停止とすると発表した。それによると、同騎手は21日午前1時30分ごろ、滋賀県栗東市内の飲食店で従業員に対し暴力行為に及んだ。警察から事情聴取を受け、既に釈放された。裁定委員会は来週中にも開かれる予定。

 藤田騎手は9月、中央競馬史上14人目、現役5人目となるJRA1300勝(現在1329勝)を挙げた。 




池江泰郎師「ビシッとできた」

 ディープインパクトは万全の出来で中山競馬場へ向かう。22日の栗東での最終調整も、攻めの姿勢を貫いた。坂路をごく軽くキャンターし、その後はDウッドコースへ移動。残り3ハロン標識から軽くゴーサインが出されると、シャープに伸びてラスト1ハロン13秒0をマークした。自ら行く気を見せて、気合乗りも上々。絶好の動きを見せ、ラストランに備えた。動きを見守った池江泰郎師は「最後の調教でこれだけやれるのだから、いい感じだ。ゴーサインを出してからスピードに乗るまでも早かった。思い残すことなく、ビシッとできた」と納得の表情だ。

 21日に馬体重を量った時は、クラを着けた状態で452キロだった。輸送で減る分を差し引いても「ジャパンCと同じくらいになりそう」(池江泰郎師)。最後の騎乗になった池江助手は「最後の感触を一生忘れないように乗った。思い通りに調整できた」と笑顔を見せた。G1・7勝目に向けて、いよいよインパクトが栗東を旅立つ。