インパクト弟ビギニングは京成杯が濃厚

偉大なる サンデーサイレンス

 ディープインパクトの半弟で、ホープフルSで兄をほうふつさせる差し切り勝ちを演じたニュービギニング(牡3、栗東池江泰郎)は、次走に1月14日中山の京成杯(G3、芝2000メートル)か、同20日京都の若駒S(オープン、芝2000メートル)を予定している。ただ、若駒Sには同じ武豊騎手のヴィクトリーも出走を予定しており、京成杯に回る可能性が高い。




グラスポジション中山金杯を回避

 中山金杯に登録のあるグラスポジション(牡8、尾形)は1月21日中山のAJCC(G2、芝2200メートル)に切り替える。




サンデーサイレンス、12年連続リーディング獲得

 24日、JRAの06年全日程が終了。各部門のリーディングが決定した。

 種牡馬部門(サラ系全馬)は、ディープインパクトダイワメジャーらが活躍したサンデーサイレンスが、82年から92年までノーザンテーストが記録した11年を破り、史上最多となる12年連続リーディングを獲得。2位にはカネヒキリドリームパスポートらを出したフジキセキが入り、自身最高位を記録した。

 ベスト5の顔触れは昨年と替わらず、それ以外で目立ったのは、ソングオブウインドアロンダイトと2頭のGI馬を出したエルコンドルパサーで、9位から6位にランクアップ。二冠馬メイショウサムソンを輩出したオペラハウスは18位から10位に大きく浮上した。

 9年連続で首位を守っていたサンデーサイレンスが不在となり初の2歳リーディングは、アグネスタキオンが獲得。重賞勝ち馬はいないが、ニュービギニングルミナスハーバーダイワスカーレットらがオープン入りした。なお、上位3頭はいずれもサンデーサイレンス産駒となっている。

 フレッシュマン(新種牡馬)リーディングサイアーは重賞2勝のアストンマーチャンを出したアドマイヤコジーン。全体では5位だが、1位のアグネスタキオンに比べ半分以下の出走頭数で、アーニングインデックスはダントツの数字を記録しており内容は濃く、翌年以降も期待される。サラ系全馬、サラ系2歳のそれぞれ上位10頭は以下の通り。

>サラ系全馬
1 サンデーサイレンス
2 フジキセキ
3 ブライアンズタイム
4 ダンスインザダーク
5 サクラバクシンオー
6 エルコンドルパサー
7 エンドスウィープ
8 スペシャルウィーク
9 フレンチデピュティ
10 オペラハウス

>サラ系2歳馬
1 アグネスタキオン
2 スペシャルウィーク
3 ダンスインザダーク
4 サクラバクシンオー
5 アドマイヤコジーン
6 クロフネ
7 タニノギムレット
8 フレンチデピュティ
9 タイキシャトル
10 ステイゴールド