ハードクリスタル故障で予後不良

どうする,グロリアス

 29日の東京大賞典で7着に入ったハードクリスタル(牡6=作田)は競走後に故障が判明。レントゲン検査の結果「右第三手根骨骨折」と診断され、予後不良となった。同馬は36戦9勝。06年に東海S、ブリーダーズGC(ともにG2)を制した。

 <川島師100勝>南関東リーディングトレーナーの川島正行師(59=船橋)が30日の大井5Rビッグボスで年間100勝を飾った。自己新記録であることはもちろん、近年の南関東では例がない。同厩舎はこの日が06年最後の出走日で305戦100勝、2着53回。勝率・328、連対率・502となり、年頭に目標として掲げた「勝率3割、連対率5割」を達成した。




グロリアス初重賞Vへ上積み

 07年最初の重賞・中山金杯(G3、芝2000メートル、6日=中山)に出走する素質馬グロリアスウィーク(牡4、栗東・音無)が、初の重賞タイトルを狙う。

 今年の春はシンザン記念2着、弥生賞2着と善戦したが、クラシック第1弾・皐月賞の3日前に、右トウ骨遠位端骨折が判明。春を棒に振った。9カ月ぶりの鳴尾記念(9着)で無事に復帰したがちぐはぐなレースになってしまった。音無師は「前半フワフワ走っていて、仕掛けたら引っ掛かった。状態は悪くなかったんだが…」と語る。長期休養明けをたたいた今回は、かなり上積みが見込めそうだ。

 「鳴尾記念後にここを使うのは、当初からの予定通り。今度は変わり身が期待できる」。これまでロジック、サクラメガワンダーなど重賞ウイナーにも先着してきた。能力の高さは証明済みだ。再びG1戦線に乗るためにも、ここは大事な一戦となる。





相性いいコースでシェイク

 シェイクマイハート(牡7、二ノ宮)は3勝と相性のいい中山の舞台で変わり身が期待できる。前走ディセンバーSはスローの瞬発力勝負と分が悪かった。三浦助手も「展開が向かなかったね」と話す。今回が休み明け4戦目で状態は徐々に上向き。「中山は条件もいいし能力的にはもっとやれる」と期待を込めた。





去年の借り返すチャッター

 ワンモアチャッター(牡7、栗東・友道)が雪辱に燃える。昨年は返し馬で足を滑らせて放馬してしまった。その後、9カ月半の休養を挟んで復帰。オパールSでいきなり2着に入ると、福島記念は苦手な道悪にもかかわらず3着と善戦。友道師は「去年は出走できず残念だったので、借りを返したい」。