2007年中央競馬ここが変わる

良血もツキが無かった?

 <新春日程>年初競馬の開幕が初めて6日に。東西金杯も同日に行われる。1回中山、京都は従来より1日少ない7日間開催となる。

 <距離変更>菊花賞との関連性を強めるため、神戸新聞杯を2000メートルから2400メートルに変更。3歳戦では毎日杯2000メートル→1800メートル、ローズS2000メートル→1800メートル、紫苑S1800メートル→2000メートルと変更される。

 <地方馬>JRAが指定した国際G1競走、または地方のダート交流G1(ともに2歳戦除く)を制した地方所属馬は高松宮記念天皇賞・春秋、ヴィクトリアマイル安田記念スプリンターズSエリザベス女王杯マイルCSへの出走申し込みが可能に。

 <有馬開放>有馬記念は外国馬に門戸開放。従来はジャパンC勝馬のみに限定されていたが、今年は最大4頭の出走が可能。

 <出走枠拡大>3歳クラシック(皐月賞、ダービー、菊花賞桜花賞オークス)への外国産馬出走枠を5頭から6頭に拡大。

 <新調教コース>美浦トレセン南馬場にニューポリトラックコース(全天候型馬場)を10月導入。




モノポライザー、佐賀で初勝利

 2日、佐賀競馬場で行われた2R・C2(ダート1300m)で、02年若駒S(OP)を勝ったモノポライザー(牡8、佐賀・九日俊光厩舎)が出走。単勝オッズ1.1倍の圧倒的1番人気に推され、2着ヒカリノメガミに2.1秒差をつける大差勝ちで地方初勝利を飾った。勝ちタイムは1分22秒9(重)。

 勝ったモノポライザーは父サンデーサイレンス、母ダイナカール(その父ノーザンテースト)という血統。97年の年度代表馬エアグルーヴ(97年天皇賞・秋-GI、96年オークス-GI、父トニービン)の半弟として注目を集め、デビューから3連勝で02年若駒S(OP)を制覇、その後も02年ポートアイランドS(OP)などを勝ったが重賞は勝てず、昨年8月25日にJRAの登録を抹消、現厩舎に移籍。過去2戦は3着、4着しており、A2クラスから降級の今回、3戦目で初勝利を挙げた。通算成績26戦6勝(うち地方3戦1勝)。